かっぱの今日のお薦め

ほぼ毎日更新!!!

当「相模の風レコード」の管理人をつとめる、そして楽曲掲載ミュージシャンでもあるQuappaがその日の気分で音楽や映画、本などを紹介していきます。
今までの各月の分は、それぞれファイルにまとめました。


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2002年

2月14日(木)

グラムロックシリーズ第二弾。
T.REXの「20th センチュリーボーイ」
かっこいいとはこのことだぁ。
大体T・REX、というかマーク・ボランは目茶カッコイイのだが、つかみ所は全くない人である。ぬるぬるのうなぎみたいだ。
かっこいいのだが、うつろなシャウト、かっこいいのだが、全然上手くはないギター。
シンプルすぎる、しかし、カッコイイ曲。
マーク・ボランを作曲家として、そしてギタリストとしても評価している僕にとっての最高峰のナンバーがこれだ。

もちろん本家のバージョンがいちばんいいのだが、これも曲自体が「簡単な作りでしかもかっこいい」ものなので、わりと色々なところでカバーされるようだ。ライブハウスで、アンコールに、などというパターンが多い気がする。
そして多少下手でも、決まってしまうのだ、この曲ならば。

簡単にできて、誰がやっても決まってしまう。
それはすごいことだと思いませんか?

もちろんマークがやれば、最高なのだ。
今残っている1973年のこのバージョン。
かっこよさのエッセンスが濃縮だ。
必聴!!

2月9日(土)

グラム・シリーズ(量り売りじゃないよ)第一回。
ルー・リードの「ヴィシャス(背徳)」
グラムなのに、ルー・リードなのか?と思う人もいるかと思う。
ただこの曲が収録されているアルバム「トランスフォーマー」はグラム臭がぷんぷん漂う。
プロデュース&演奏で、デビッド・ボウイ&ミック・ロンソンが参加しているのがそのグラム臭さの原因だ。
その前後のアルバムではボウイは関わっていないし、いわゆる「グラム臭さ」がないことを考え合わせると、このアルバムのこのテイストは、ボウイ&ロンソンが持ち込んだモノと見て間違いない。
歌詞はあからさまに暴力的なセックス、を暗示したモノである。
それもひょっとしたら、ホモ?
そんな歌詞と曲調、ボウイのアレンジ、演奏の下手加減、ヴォーカルのへろへろさ、そしてそれと裏腹なギラギラ具合、全てが奇跡的にマッチしている。
この曲を聴いて呼び覚まされるのは、自分の中の暴力的な感覚だ。
愛や癒しでは決してない。
だが、それは麻薬的な魅力を持っている。高校3年の僕はこのアルバムを、特にこの曲を聴き狂っていた。
今聴いても、十分に暴力的で、快感だ。
そう、快感なのだ。

2月8日(金)

前回のお薦めで、グラムロックについて書くと言った。
グラムロックとは「ロックンロールに口紅を塗ったものだ」(故ジョン・レノン氏談)
もう、これほど本質をついている言葉はないので、以下略。
時期的には1971年から73年くらいまで。わずか2年。
主なミュージシャンは、デビッド・ボウイ、T・REX、ロキシーミュージック、アリス・クーパー、イーノ、スレイド、といったところかな。
どちらかといえば、イギリスのムーブメント。
ギラギラのラメラメファッション。転びそうなロンドンブーツ。
とりあえず、ファッション面での後のミュージシャンへの影響は非常に大きいだろう。

問題は音である。
デビッド・ボウイなどは彼のディスコグラフィを見れば分かるが、音楽的な振幅の非常に大きい人である。
だが、71年から73年頃に出したアルバム、特に「ジギースターダスト」と「アラジンセイン」にはグラム臭さが溢れている。
T・REX、というかマーク・ボラン。
この人は1973年が過ぎても、いわゆるグラム的な音から抜けきれなかった。音楽的には面白いモノを作っているのだが、グラムブームが下火になると共に、彼の人気も衰え、そろそろ復活を期しているところで、自動車事故で死んでしまった。

グラムの特徴とは?
1.いかがわしさ。
2.音質等も含めた安っぽさ。正確に言うと、一見ゴージャス風の安っぽさ。T・REXに見られる、トニー・ビスコンティの妖しげなストリングスなど、最たるモノ。
デビッド・ボウイのバックで弾いていたギタリスト、ミック・ロンソンのトーンも非常にグラムを感じさせる。
もう一つ言うと環境音楽に向かう以前の、イーノのソロも特にギターとシンセ/鍵盤の音がグラムだ。
3.ギラギラ感。
4.基本的にはお子さま向けのポップスだったにもかかわらず、実は結構文学的な、敢えていえばメッセージ性にとんだ歌詞。

なぜ、グラムにこだわりたいのか?
単純に昔から好きで、今また自分内ブームというのもあるのだが、今、自分が聴く範囲の中での「今の音楽」のなかに、あまりにも、この手の軽薄さ、下世話さ、が足りないのだ。
こういうのをぶちかましたい、という気持ちかな。もちろん当時のグラムのコピーではなく、それの2002年版展開と言うことで。
次回からはかっぱ版「グラムのお薦め」を。

2月4日(月)

このところグラムロックが気になっているかっぱ。
「グラムなんてケバイだけで、音楽的には実体ないんじゃない?」という声も聞くが、それは間違いである。
あのいかがわしいトーンが聞き分けられないとは、不幸である。
チープで、ダサカッコイイのがグラムロックだ。でもいかがわしさは、それだけは「売るほどある」
これでしょう。
ここから何回かはグラムロックをシリーズで紹介していこうかな。
今日は、ちょっと時間がないから、明日から、まずはグラムとは何かってところからね。
乞うご期待!

 

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