かっぱの今日のお薦め

ほぼ毎日更新!!!

当「相模の風レコード」の管理人をつとめる、そして楽曲掲載ミュージシャンでもあるQuappaがその日の気分で音楽や映画、本などを紹介していきます。
今までの各月の分は、それぞれファイルにまとめました。


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2001年

10月29日(月)

相模の風文化祭、お陰様で終了しました。盛況、といってよかったと思う。内容的にも。

自分のグループ「かっぱ」も出演したのだが、何回かかっぱを見ている友達から「ダメ人間度」がアップしていてよい、と誉められ?た。
そんなもんか?
そんなもんだ。

といってもジャンキーになる勇気も金もないし、端から端まで女の子を食いまくっているわけでもない(憧れはチョビっとあるけど)。
ただ、いわゆるまっとうな社会人からは間違いなく遠ざかりつつあるような気がしている。
でも、まっとうな人で音楽もグレート、なんて人は僕の知る限りではカーティス・メイフィールドくらいのもんだ。
僕のアイドル、キンクスのレイ・デイヴィスも性格はひん曲がっているらしいし。

ビーチ・ボーイズのドラマー、デニス・ウィルソンはもう絵に描いたようにダメ人間だったらしい。
わがままで、女たらしで、金遣いは無茶苦茶で、ヤクもやり放題で、日常の行動もはちゃめちゃ。
挙げ句の果てに冬のカリフォルニアの海で、酔って溺れて死んでしまった。

でも、かれの残した音楽は素晴らしい。
美しい。
切ない。
繊細な音楽だ。
心にはいつもぽっかりと穴があいていたのだ。
それを埋めるための放蕩三昧だったのだ。
もちろんそれを肯定しようとは思わない。
でも、そんな穴だらけの心から生み出された、とてつもなく美しい「フォーエバー」を聴くと心が洗われる。
僕の分まで、背負ってくれたのかな、と勝手な思い入れも許してくれそうだ。もう死んじゃっているし。

どうしようもない男の泣きたくなるほど美しいナンバー、ビーチボーイズのアルバム「サンフラワー」に収録の「フォーエバー」をお薦め。
秋の夜長にぴったりだ。

10月25日(木)

楽しくてしょうがないときには、それを更に増幅させるような曲がいい。
人生を無反省に過ごせるような気がする。

リトル・エヴァの「ロコモーション」
こんな頭からシッポまで、楽しい、をてんこ盛りにした曲はないぞ。スゲー楽しい。イントロのホーンを聴くだけで、気分は高揚し、エヴァのヴォーカルの爆発力に煽られる。
作詞・曲は1960年代、飛ぶ鳥を落とす勢いだったキャロル・キング&ジェリー・ゴフィン。

きちんとしたプロデュースと計算の元に作られた曲である。
だが、そういうあざとさが感じられない。
天真爛漫さが溢れている。
青春って多分こういう音に彩られているんだよなぁ、という錯覚に陥る。
だってこんな底抜けに明るい青春は、多分フィクションの世界にしか存在しないから。
でも、作り物でも嘘でもいいや。こんなに楽しいんだもん

10月23日(火)

クレージーKEN Bandの「肉体関係」

初めて買ったクレケンである。
しかしなぁ、よりによって「肉体関係」とは、言うに事欠いてというか、なんだかなぁ...
もちろん好きである。こういうセンス。
近くのスタジオに貼ってあった、昔のB級エロ漫画みたいなヌードジャケットも気になっていた。
周りの友達でも「あれおもしろいよ」という奴が最近増えてきた。
僕はFM横浜とかでかかったのを2、3度聴いたことがあるくらいで、ひっかかりはあったが、曲を憶えるには至っていなかった。
「なにかあったら買おうかな」という程度。
しかし渋谷のタワーレコードに行ってインディーズコーナーに平積みになっているのを見て、フラフラと買ってしまった。
すげーいい。
歌謡センスと神奈川純粋培養のヤンキーセンスと(といっても銀蠅系とは二味違うが)下世話なところが過激にブレンド。っつーか割合など何も考えずに、がーっとつっこんで混ぜちゃった感じ。

下世話でいいっす。
腰、動きます。
ま、「肉体関係」だしな。
あ、今気がついた。このタイトルといい、曲の構成といい、ひょっとしてJBの「セックスマシーン」へのオマージュなのかもしれないな。
どっちでもいいけどね。
そんなことに関係なくいいから。

10月19日(金)

このところ、本当に音楽に支配された生活を送っている。
ミュージシャンモードがぐんぐんあがっている。
もちろん相模の風レコードの運営者としても、以前より中身の濃い活動をしている。(少なくとも自分的には)
以前からは考えられない忙しさと中身の濃さだ。
これを待っていた、というか、探していたのだと思う。現実的なあれこれで、「大変だ」と思うときはあれ、それが憂鬱に繋がるようなことはない。
ブルーズモードとは今、無縁なのだ。

でもそんなものはいつどこで帰ってくるか分からない。
人に根元的に取り憑いている感覚だからだ。
人の根っこにある一番レアな感覚をそのまま音にしたものの一つがブルーズなのだと思う。
そしてそんなブルーを感じさせてくれる音に、無性に浸りたいときがある。

いわゆるごりごりのブルーズギターの曲、というわけではない。
むしろ、一つのフォーマットとしてのブルーズ、と捉えると全然そうは聞こえない曲かもしれない。
だが底に流れているのはブルーズ以外の何者でもない。
プリンスの「サイン・オブ・ザ・タイムス」を聴いてくれ

10月17日(水)

今日はチャラ。
この人は歌い方にすごくクセがあるから、これが好きか嫌いかで、まず決まってしまうところがあると思う。
僕は好きだ。もちろん好きだ。
新作アルバム「マドリガル」から「レモンキャンディ」
これはいいっす。
ちょっと抑えめだけれどポップな曲調、2000年代にふさわしいローファイ/テクノ系をちょっと意識したアレンジ。
ツボにはまっている。メロディがいいっていいなぁ。すごく引っかかりのあるメロディだ。
ごく当たり前だけど、そして人によって好きなメロディが違うのは当たり前だけれどいいよ、こういうメロディ。
多分エバーグリーンなんだろうな、こういうのは。
だって聞いていて、無邪気にしあわせになれるもん。
メロディと歌声の勝ち。

10月13日(土)

まだ中学だった頃、近所のロック好きのおにーさんのところへ遊びに行ったとき、「すげー日本のロックがあるんだぜ。」と言って聞かせてくれたアルバムがある。
外道のファーストアルバム「外道」だ。

その頃(1979年頃)日本のロックといえば矢沢永吉は別格としても、サザンが出始め、RCもようやく人気が出始め、くらいのころで、あとはパンク勢、めんたいビートが出てくるかどうか、くらいの時期だった。
僕だってロックらしき物を聴き始めて、数ヶ月の頃だ。

なんかごつごつしてて、すごくばっちい音に聞こえた。でもインパクトも強かった。
一曲目の「香り」という曲のシャウトの連続はすごく印象に残った。
このアルバムは一回通して聴いて、ダビングもせず、そのまま返してしまったのに、「香り」はいつまでも残っていた。

ろくでなしの「リョージ」が「今度、外道と対バンするから聞いてみてよ。」と懐かしくもあるファーストアルバムを貸してくれた。
オレの「今の耳」で聞いてみる。
カッコイイじゃん。
素直にそう思うな。かっこいい。
ライブ録音のレアな触感。固まりになって飛び出してくるソリッドなリフ。
ちょっとねじれたヴォーカルのユーモア感覚。
いいじゃん。
ちょっとザ・フーみたいなかんじもある。
無茶な疾走感。

そんな彼らの復活ライブがある。
今の彼らがどんな音で疾走しているのか。
なにしろファーストアルバムから25年も経ってしまっている。
いいおっさんだ。
熟成した彼らの音とはどんな姿なのだろう?
それとも立派な不良オヤジになっているのだろうか?

11/1(木) 町田プレイハウスにて
対バンは「ろくでなし」
オレは見に行くぞ。

10月9日(火)

お薦め、ちょっと更新できない間に色々あった。
10/6、相模の風の営業に「湘南FM」という平塚のミニFM局へいってきた。
打ち合わせだけのつもりだったが、なんと、急遽出演に!
「今日は時間あるし、ゲスト枠もあいているから、せっかく来たんだからちょっと宣伝していけば...」というありがたいお言葉。
でも心の準備がなく、汗だらだら。
スタジオに放り込まれ、番組のパーソナリティの叶さん(あの「ミスターサマータイム」のサーカスのメンバーです)に早速紹介していただき、トーク開始。
いや、しゃべれるじゃん、おれ。
もちろん会話が続くように、叶さんが上手くリードしてくれているからこそなのだが、さほどつっかえもせず、ろくでなしとすみよしたけし&ざっくばらんすを宣伝し、相模の風の短い歩みなども話し、彼らの曲を都合3曲かけて貰った。
おそらく初めての相模の風ミュージシャンの音源「ON・エアー」である。
今時、地域のコミュニティFMへの出演くらい、なんてことないことなのだろうけれど、局内のモニタースピーカから、すみよしの「恋のトランポリンタイム」が流れてきたときは、ちょっと感動した。

今日もその余勢を駆ってミニFM局への営業だ。
もちろん剣もほろろの扱いを受けることも多々ある。
だけど、まだまだ、ゼロに等しい相模の風、とりあえずは歩き続けます。
ニール・ヤングの「ウォーク・オン」を心の片隅で歌いながら。

10月4日(木)

前回、情けない男の歌選手権、1位はジョン・レノン、という話を書いた。
今日はその第二位、ロッド・スチュアートだ。
こいつはとんでもない女たらしらしい。もう、見たまんま。
そんなしょうもないやつの書いた、情けなくも切ない歌。
「マギー・メイ」。
年上の彼女と同棲している若い男が、もう別れようと思って...という歌だ。
朝の光のしたで、彼女の年齢、を実感してしまう、なんてくだりは、こいつ最低だぁ、と思いつつも、ちょっぴりうなずいてしまったりもする。
そしてもちろん曲の見事さはいうまでもない。
アイルランド風味のちょい哀愁のあるメロディ。
マンドリンの醸し出す、切なさ。
しょうもない、最低男の、「でも好きなんだよな」というのと、「別れて次に行かなきゃ」という心の綾が、もう絶妙な曲だ。
この感じが分からない男は、あまり信用できない気がする。
ってオレも最低男だってことか。

10月2日(火)

ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」
もう、涙が出るくらい好きだ。
このお薦め内ではなぜか冷遇?されているが、もちろん嫌いな訳ない。ただ、ジョージフリークなもんだからついそっち方向に振れてしまうのです。

男はカッコつけてないと生きていけない生き物だ。
なぜか?
だってどうしようもなく情けないのが、男だからだ。
情けないやつだってことが分かっているやつほど、カッコイイ「格好のつけ方」をする。

ジョン・レノンとロッド・スチュアートは僕の中では「情けない男の歌を歌わせたら」のナンバー1、2の座を占めている。
だってそうでしょ、「君のこと、こんなに好きだから、だからこんなつまらないことで、嫉妬しちゃうんだ」なんて歌えないって。なかなか。

ちなみに今日は「僕の誕生日」だ。我がバンド「かっぱ」のレパートリーにもある曲そのまんまに、心身ともに新たなる年へ踏み出す。
37歳だよー。今日から。
ポール・マッカートニー/ビートルズの「バースデイ」もいいかなと思ったんだけど、もう青春が終わってしまった僕には、ジョンのこの歌の切なさとわびしさが滲みてくる。
今、僕が元気に見えるとしたら、それは青春の終わりを自覚した上で、走っていく先を見つけようとしているからだと思う。
言うまでもなく若さだけで突っ走っていた頃よりも、業が深いです。
確信犯は、誕生日にちょっぴり切なさに浸りつつも、次を見据えているよ。

 

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