Quappaの今日のお薦め
ほぼ毎日更新!!!
当「相模の風レコード」の管理人をつとめる、そして楽曲掲載ミュージシャンでもあるQuappaがその日の気分で音楽や映画、本などを紹介していきます。
今までの各月の分は、それぞれファイルにまとめました。
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2000年 10月
2000年 11月
2000年 12月
2001年
1/31(水)
今日は当然!
相模の風レコード第一弾、CDアルバム「微風」。
今日は多くは語らない。
能書きもたれない。
とにかく聴いてください。
素晴らしい出来です。
よろしくお願いします。
無料配布なので、今日は「買い」ではなく「申し込め!」ということで。
1/29(月)
ごめん。
二日も空けてしまった。
今日は歌謡チックなジャズ。
デューク・ピアソンの「スウィート・ハニー・ビー」
ま、タイトルからして甘そうな曲である。
実際甘い。あと一歩踏み込んだらベタベタである。
がぎりぎりのところで、カッコイイ、の側に留まっている。
ジャズにありがちな激しいインタープレイの応酬はない。
たぶんキチッと編曲されている。
ドナルド・バードのバックで弾いているときとは、随分趣が違う。
このテーマのメロディがなんとも歌謡チックでいいのだ。
CDの解説文にも同種のことが書いてあったので、影響されているのかもしれないが、それにしてもだ。
蜜蜂が甘い蜜を運んでくる。
まさにその通りのメロディだ。
素直にその甘さを味わえばいい。
甘い蜜を「買い」です。
1/26(金)
桑田圭佑「真夜中のダンディ」
桑田氏は僕にとっては、微妙な位置にいる人である。
もちろん実績はあるしすごい人だ。神奈川県人だし。
そおいえば、茅ヶ崎駅南口の商店街にサザンストリートという名が付いていてたまげたこともあったな。
すごさは感じつつも、そして20年間ずっと第一線で売れ続けていることに敬意を表しつつも、どうも、あの喫茶店のナポリタンで口のまわりべとべと、みたいなかんじがついていけなかったのだ。
だが、この曲は大好きだ。
桑田圭佑の「素の声」が聴ける。しかも、彼には珍しく怒っている。
だが、全然イヤなかんじはしないし、切ない怒りだ。
サウンドもサイケデリックへのオマージュが感じられてよい。
こんな曲書けたら...と思わせる曲だ。
「買い」でしょう。
1/25(木)
ドノヴァンの歌は不思議な浮遊感がある。フォーク時代の曲でもサイケばりばりでやっていた頃も共通している。
「サンシャイン・スーパーマン」
これはかなりオクスリの匂いもする。多分ドラッグをめきめき吸っていた頃だろう。
最初は良さが分からなかった。ただ、繰り返しが多いかったるい曲だと思っていたのだ。
ま、こういうことってみなさんもあると思う。いいと思っていなかった曲が初めて聴いてから随分たってから良くなるというのが。
僕にとってもこういうのはいくつもある。買ってからぐっと来るまでの間が、いちばん長かったのは、スライの「暴動」だった。5年くらいはかかっているな。
「サンシャイン・スーパーマン」である。アップビートなのにけだるい浮遊感。
目の焦点ががあっていないようなかんじだ。
トリップ・ミュージックとは、こういう曲のことをこそ、いうのだろうな。
別世界にいけるよ。聴くだけで。
ただ、ずっぽりはまると、危険かもな。
だって真性のロックだもん。
買ってしまいなさい。
へっへっへ。
1/24(水)
昨日、NHKのドキュメンタリー「挑戦者達」で、「ゴジラ」制作の舞台裏を描いたものを放送していた。
昭和29年のオリジナル版ゴジラだ。
これは東宝の作品なのだが、当時の東宝といえば、黒沢明の全盛時代。
特撮チームなどというのは、ほとんど出番もなく、冷や飯を食わされていたらしい。
そこに怪獣映画の企画。
当時の映画でこの映画のように特撮の比率の高い映画は存在しない。
特撮チームは色めきだった。
また東宝側も、ちとずるいというか、企画自体は、かなりの冒険だと思っていたのだろう。
スタッフ・キャストのかなりの部分を経験の少ない若い人たちで固めた。
もちろん、前例のない企画だから、古い人の頭では、やっていけないという読みもあったのだろう。
若手にも、チャンスを与えたかったのだろう。
そして、いやらしい、うがった見方をすれば、大御所を得体の知れない怪獣映画などに起用して、できあがった映画が全然ヒットしなかったら、経歴に傷がついてしまう、という考えもあったのだろう。
とにかく若い、言い換えれば、経験の少ない未熟なスタッフを円谷英二は束ねていく。
「ここで、当てられなかったら俺達は一生冷や飯だぞ」と危機感を鼓舞しながら。
そして「世界で最初の道を切り開く」という気概を持って。
ゴジラの着ぐるみを着て演技をした中島春夫という俳優は、それまで時代劇の斬られ役専門だった。一本の映画で彼が映るのは10秒から1分。
それがたとえ着ぐるみとはいえ、主役である。
彼は、動物園に通って、象やゴリラの動きをコピーするところから始めたそうだ。
スタッフ達も未熟故に相当失敗の連続だったらしい。
指揮を執っていた、円谷氏は胃がキリキリしたことだろう。
だが、みんなの「このチャンスをのがしたら...」という危機感&意気込みは、凄まじいものだったらしい。
終盤は徹夜の連続で仕上げたそうだ。
もちろん徹夜したから偉いわけではない。
特撮自体も今のレベルから見たらおかしい部分もあるのだろう。
だが、日本の特撮のほぼすべてがここから始まったのだ。
彼らは道を切り開いたのだ。
はぐれものと未熟者の、成功への渇望。
とにかく力を合わせてやるしかないんだという意志の結集。
まぶしかった。
そういう情報がアタマに入ってしまったあと、最後に「ゴジラ」のハイライトシーン、銀座破壊の場面が3分ほど流れた。
破壊しまくるゴジラに青春の息吹を感じた。
絶対泣く場面じゃないのに、涙が止まらなかった。
1/22(月)
お薦めでビートルズは何回も取り上げているが、ポールの曲をとりあげたことがなかった。
「ジョージ好き」なことは何回も言っているが、ポールももちろん大好きである。
どうもこの数年ポールの方が旗色が悪いみたいで、「ジョン派」の方が幅を利かせているように思う。もちろんジョンは、すごいです。偉大です。
でももういいじゃん、死んで神様になっちゃったんだから。
それよりは、なんだかんだ言われつつも、スランプも乗り越えつつも、ちゃんと第一線で活動し続けている、ポールを評価したい。
「レディ・マドンナ」
目茶黒っぽいイントロのピアノ。リミッター効きまくりでカッコイイ。
多分ポールが弾いている。
野太いヴォーカル。
真っ黒なノリなのに、妙にポップなサビ。
もう、ポールの魅力を全開にしてなおかつ凝縮したような曲だ。
こういう曲でカズーで遊んじゃったりするのも楽しい。
至福の2分16秒。
「買い」です。
1/21(日)
今日は、相模原の市長選挙だった。
昨日は結構な雪。僕も午前中は雪かきにまるまる費やした。
12:00頃投票に行った。
出口に11:00までの投票率が掲示されている。
2.5%!!
ぬぁにぃ?なんだ、2.5%って。
まぁ夜8:00まであるから当然もっと行くだろうし、雪の影響が大きいというのも分かる。
それにしてもひどすぎるよな。
Quappaは選挙マニアである。
20才で投票権を得て以来、選挙という選挙はすべて行っている。
投票日に行けないときは、不在者投票したことだってある。
なぜ、ここまで選挙にこだわるか?
数少ない直接、政治に関わる機会だからである。
もちろん僕だって政治のことをよく分かっているわけではない。
僕の一票ですぐさま世界が変わるわけでもないことは知っている。
自分が投票した人が、議会でなにをしているか、わかっていない。
だが、この権利を得るために、先人達がどれだけ苦労したか、少しは知っている。
血が流されたことも知っている。
そうして手に入れたモノを、粗末にしたらいけないのだ。
世界には「まともな選挙」すら存在しない国だって多々あるのだ。
独裁者が勝手のしほうだいで国民にはなんの自由もない国だって、恐ろしいことに21世紀の今だってかなりの数存在しているのだ。
せめて、投票権くらい行使したい。
またこういうことにすら、ニヒルになってしまう奴には、政治が悪いなどと言う資格はない。
今日は熱いぞ。
こんな状況を見て、久々に思い出した歌があった。
吉田拓郎の「アジアの片隅で」
今、色々なものが、ことが壊れようとしている。
入れ替わろうとしている。
僕のように「事あれかし」と思っている奴には、絶好のチャンスだ。
見てろよ。
1/20(土)
最近、掲示板への書き込みが増えてきた。
それも、いわゆる身内ではない方の。
すごく嬉しい。少しづつパブリックな存在になってきているんだな。
書く方も身が引き締まります。
でもいざ本文にはいるとくだらないこと書いちゃうんだよな。
今日はQuappaの新曲発表なんだけど、相模の風の他のミュージシャンの曲なら100%自信を持って照れずに薦められるのだけど、自分じゃなぁ。
だから今日は、わしが影響を受けたソングライターについて。
このページでも何人かとりあげたが、当然曲作りにおいて影響を受けた人は何人もいる。
プロもアマチュアも関係なく、有名無名も関係ない。みんな僕の師である。
たとえば、この相模の風のすみよしたけし。
彼の曲を聴いていると、とても他人とは思えない。彼はどう思っているか知らないが、「曲創りの視点」が似ているのだ。あくまでもわしから見ての話だが。
あるいは、以前一緒にバンドを組んでいた石岡良。
彼のスタイリッシュでハイセンスな曲には、いつも圧倒されていた。
同じバンドにいたのだから、彼のエッセンスだって吸収している。彼には、今、相模の風に参加要請中だ。
だが、ナンバーワンは常にこの人である。
ザ・キンクスのレイ・デイヴィス。
いしはらの師として、お手本として常に君臨している。
ポール・マッカートニーを貧乏くさくしたようなメロディセンス。
偏執的な歌の世界。上手いんだか下手なんだかよくわからない、鼻づまりヴォーカル。
最高だ。
なんだか全然誉めていないが、いいんである。アルバム全部持っているんだから。
具体的なメロディラインがどうの、コード進行がどうのというところよりも、自分の世界を貫き通す、それでいて、寂しがり屋で、みんなとのコミュニケーションを切に求めている男、そんなところにたまらなくシンパシーを感じてしまうのだ。
ひねくれてるくせに、みんながそっぽをむいていると、いきなりな正面攻撃。
僕が歌を作り続ける、源エネルギーのひとつ。
いつかは、彼を越す歌を作るぞ。
そんなわけで今日は、レイ・デイヴィスにありがとうだ。
1/18(木)
シェリル・クロウの「エブリデイ・イズ・ワインディングロード」。
非常にモダンな、現在進行形のブルーズだ。
わしはブルースが好きだが苦手、という矛盾を抱えている。
たとえば、マディ・ウォーターズなんかを聴いても、「かっこいい」とは思うのだけど、でも5〜6曲聴くと「なんか、みんな同じじゃない?」と思ってしまうことがままあるのだ。
形式がある程度決まっていて、その中での差異を見いだす、のがちと辛い。
「わかってねぇなぁ」、と言われたら「ハイ」と答えるしかない。
だが、ブルーズ感覚というのは、感じ取れていると思う。
シェリル・クロウの曲には、脈々と、どくどくとブルーズ色の血液が流れている。
時に切々と、時にじわじわと胸に迫る。
特にこの曲は、ブルーズが溢れている。スタイルは古くさくないが、たっぷりとブルーズ。
なにかを背負っているような。
ワシのような違いの分からない男にも親切な曲だ。
いいっす。
「買い」だ。
1/17(水)
今日は久々にジャズのお薦め。
冬の夜はジャズがいい。
ドナルド・バードのアルバム、「エレクトリック・バード」1970年のアルバムだ。
この頃ジャズは急激に変化していた。らしい。
ロックのことだったら、リアルタイムで経験してなくても、さもその場にいたような顔をして書けるのだが、ジャズはまだ本格的に聴き始めて2年弱だからおとなしくしている。
とにかく70年頃の大変化だ。今から振り返っておおまかにまとめてしまうと、電気楽器の導入とリズムの細分化、インドやアラブ等『エスニック』な要素の導入、ってなところだろうか。
マイルズなどが、どかどかのごりごりでいわゆる守旧派ジャズファンがついていけなくなった頃、ドナルド・バードもやっぱり変化を遂げていた。
この人もハードバップ期からずっとやっている人だが、この人はもっと変化の仕方が柔らかい。そして知的だ。
いや、マイルズだって知の人なのだが、例えば、「オン・ザ・コーナー」などはアプローチは知的だが、でている音はどかどかのごきべきである。
耳あたりは柔らかく、でも軟弱に流れず、芯のある音。
朝の霞の中にいるようだ。
タイトルから分かるように、エレクトリック楽器を導入し始めた時期なのだろうが、この人は、とってつけたようではなくちゃんと自分の音にしている。
デューク・ピアソンの弾くエレピも、宝石をちりばめたようだ。
ゆったりと音に浸れる。
幸せだ。
1/16(火)
最近、大変なモノにはまりこみそうだ。
ご存知の通りかっぱはレコードコレクターの末座にちょこんと座っている。
ムチャはしないが、普通の人よりはたくさん持っているし、レコードへの愛情も深い。
有名なミュージシャンでも一枚もLPを持っていない、なんていうのも、多々あるのだが、敢えて避けて通っていた人がいた。
フランク・ザッパである。
オリジナルアルバムは60枚くらいあるらしいし、そのうちのかなりの数はコレクターズアイテムらしいし、なんといっても「ザッパは難解、変態」という評判だけを聞いて、恐れをなしていたのだ。
それに60枚のアルバムである。
全部揃えないにしたって、一度はまりこんでしまったら金だってかかりそうだ。
レコードコレクターはつらい。
レコード屋で中古盤を漁っていたら、(1/13のことだ)何故か、フランク・ザッパのコーナーの前にたっていた。
悪魔だか、天使だかがささやいた。
「いいじゃん、ちょっと見るだけなら」
見始めた。
予備知識はあまりないから、ジャケットの雰囲気だけが頼りだ。
「シーク・ヤブーティ」というアルバムが目についた。
ザッパがアラブ風の格好をしているジャケット。好みである。
しかもレコード屋の説明カードには、「ザッパ70年代の傑作!」と書いてある。二枚組で1,600円。値段はお手頃だ。
などと考えていること自体すでに...である。
皆様のご想像通り私の自制心は大変もろく、絹ごし豆腐のように崩れ去った。
買っちまった。
他の人だったら、なにも悩みはしない。
しかし相手は、避けて通っていたお方だ。しかもあちらこちらに重症患者を撒き散らしている。
身の回りにはいないが、コレクター雑誌などを読むと大変なことになっている人が多い。
ありったけをザッパの稀少盤につぎ込んでしまうという。
恐ろしい。
恐ろしがりながら、針を落とした。
よかった。
面白かった。
どうしよう。
大変だぁ。
同病の患者を増やして後ろめたさをなくしたいので、これを読んだ人は、全員、フランク・ザッパの「シーク・ヤブーティ」を「買い」だぁ。
1/15(月)
今月に入って「相模の風」が加速してきた。
アクセス数も若干ながら増えてきている。素直に嬉しい。
なによりも自分が今年に入ってから変わった(まだたった2週間だけれど)。
相模の風でやれそうなことが、アタマの中でぐぁんぐぁん拡がっていくのだ。
ただでさえ誇大妄想である。
イケイケモード全開だ。
アタマの中で拡がっていることは、近いうちにきちんとまとめて発表するよ。
とにかく楽しい。そしてやりたいことがいっぱいある。
曲だってボンボン生まれる。(質は問わんでくれ)
いいぞぉ。
イケイケモードの時はイケイケの曲を。
ベイ・シティ・ローラーズの「二人だけのデート」
ひっくり返った人もいるかもしれない。
イケイケで、なぜよりによってベイ・シティ・ローラーズかなぁ?。
ローラーズが大ブームだった頃、僕は小学6年生くらいだった。
キッスも同時期に流行り始めていた。
そのころは、まだ洋楽に目覚めていないから、かろうじてこの曲に聞き覚えがある程度である。
この曲が好きになったのは、20歳を過ぎてからだ。
たまたま遊びに行った友達の家に、この曲のシングル盤があって「お、懐かしいじゃん」などといって聴いてみたら、単なる懐かしさ以上によかったのである。
その友達の家から帰る途中に、中古盤屋があったので中古のシングル盤を買った。
ヴォーカル自体はまぁ、ナニなところもあるけれど、曲及び演奏の雰囲気はよい。楽しい。
たまにひっそりと聴く「裏愛聴盤」である。
あの時代にガキだった人のみ「買い」です。
1/14(日)
2回続けてになってしまうが、今日も本のお薦め。
「間違いだらけのクルマえら...」ではなく、(クルマなんぞ走ればいい)「インスピレーション」という本だ。
ポール・ゾロ著。アミューズブックス刊。
これは、ポール・サイモンやボブ・ディラン、ランディ・ニューマン、ローラ・ニーロなど、著名なソングライター20人に「ソング・ライティングの秘密」をインタビューしたものだ。
僕のような、歌創り、には大変興味深い。
インタビューを本にまとめたもの、というのは、結構クセモノでインタビューされる側がどんなに大物でも、インタビュアーがバカだと読むに耐えない代物になってしまうのだ。
高価な質のいい牛肉を、下手くそなコックに料理されたら...想像がつくでしょ?
この本も難をいうと、このインタビュアーがイマイチである。想像力もつっこみも足りない。
バカとまでは言わないが、ちょっとねである。
だが、ここに集められた「素材」の方々はやはり、ただものではない。
インタビュアーがイマイチでも、そこかしこにおいしい滴りを残している。
もちろん、この本の貴重なソングライターの意見を読んだって、ソングライティングの秘密なんてわからない。
わかるわけがない。
だってみんな、「いや、ふと気がついたらメロディになっているんだ」とか、「メロディは既に空気の中を漂っているんだ。ぼくはそれをキャッチするだけ」とか。
つまり、そのレベルでは、Quappaだって一緒である。
よく掃除の仕事をやっている最中にメロディが「勝手に生まれてしまい」
自分の家の留守電に、忘れないようにメロを吹き込んでおくのだから。
そんなことは、読む前から承知していたのだけれど、でも、「やっぱりそうなのかぁ」と思うと、妙に安心したりする。
この中では、特にフランク・ザッパとブライアン・ウィルソン、マドンナ、バート・バカラックの発言が興味深かった。
みんなが一様に言っていることで、うなずいてしまったのは、
「とにかくあきらめないで、たくさん曲を書き続けることだよ。」
ほんとそうです。
わしもがんばろっと。
1/12(金)
久々、今日は本のお薦めだ。
田口ランディ著「コンセント」 幻冬舎刊。
僕はまぁまぁ、本好きくらいのところだとおもう。
小説の類は、月に1〜3冊くらい読む。それ以外のルポやドキュメント、評論の方が多い。
熱心な小説読者とはいえない。
もちろん小説も、音楽と一緒で触れてみなければ、善し悪しはいえないのだが、それにしても、このところはずればかりだった。小説でぐっと来たのは、去年の夏に読んだ、京極夏彦の「どすこい」以来である。あ、村上龍の「希望の国のエクソダス」もあったな。
いや、この「コンセント」は、今まで読んだ、小説の中から、Quappaオールタイム・ベストを選んでもきっと入ると思う。
すごくいいです。
ただ、これは、読み通すのにかなり根性がいります。
第一関門。
いきなりな死体の描写。
かなりグロです。その手が嫌いな人は、ここで既にアウトかもしれない。
第二関門。
心の境界線、正常と異常の間が、分からなくなります。
今の自分の価値観を揺すぶられたくない人は、読むと毒です。
そう、毒なのだよ、この本は。
田口ランディについては、よく知らないが、彼女は全身全霊をかけて、受け手の世界を揺さぶっている。
生きるってなんだ?
正常ってなんだ?
揺らされたあとは、自分と向き合うしかない。
けして綺麗なモノばかりではない、自分の奥底と向き合え。
音楽というのは、直接的な言葉によらなくてもそういうことができる。
サウンドで、リズムで、メロディで、声のふるえで。
ただし、そこまで連れていってくれる音楽家も非常に数少ないが。
自分が表現の手段として、音楽を選んでいるというのを、幸せに思う。
もちろん、そんな高いレベルには、自分はまだほど遠いのだが。
音に、僕の全てを映し出せたらな。
1/10(水)
昨日の一人っ子の音楽というのが、自分で気に入ってしまった。
今日は、特別編。
色々なミュージシャンの一人っ子度・診断。
断るまでもなく、Quappaの独断である。
また一人っ子度とそのミュージシャンの優劣は、もちろん関係ない。
それでは、いってみよー。
まず評価の基準として、昨日取り上げたトッド・ラングレンを一人っ子指数100としよう。
ジョン・レノン 70
ポール・マッカートニー 40
ピート・タウンゼント 60
プリンス 100
吉田拓郎 30
忌野清志郎 90
坂本龍一 60
細野晴臣 85
マイルズ・デイヴィス 80
オアシス(個々の名をしらない)
30
シェリル・クロウ 30
スティーブン・タイラー 20
カート・コバーン 50
ニール・ヤング 85
椎名林檎 80
Cocco 60
aiko 40
ポール・ウェラー 70
ポール牧 50
牧伸二 80
どうであろうか?
根拠は?と問われると非常に困る。
ないからだ。でも何となく分かってもらえると嬉しいです。
でもこれに対しての反論いちゃもん大歓迎!!
また、あなたの好きなミュージシャンの一人っ子指数を、あなたが勝手に判断する、というのもいいかもね。
がんがん書き込んでくれぃ!
1/9(火)
掲示板下の「みつきさん」が書き込んでくれた中で「一人で決行することに特別な意味があるんですか?」とあった。
読んでない人に、少し分かり易く説明しますね。
1月2日、わたしは一人で「境川源流探索徒歩紀行」に出た。
このホームページにもその紀行文を載せた。
それを読んでくれたみつきさんの感想の中に、この文があった。
考えもしなかったけど、でも人から見れば、そうだよな。
自分の中にそういう回路がないだけで、人から見たら?ということは多々ある。
僕の場合なにをやるにしても「まずは一人」というのが基本なのだ。
二人以上でなにかするのは、ちょっと特別なこと。
だから嬉しい。だから苦しい。でも楽しい。
ずっとそうだったから、あらためて対象化して考えることもなかった。
そうなるには、性格、環境など色々な要因があるのだろうが、簡単に自分でも思い当たるところで「一人っ子だった」というのがある。
36歳にもなって一人っ子もなんも、ないような気がするが、やはり性格を決める要素としては、結構大きいのだろう。
一人っ子の特長
・甘えんぼ
・わがまま
・過保護・母親っ子
・その反動で突然自立心旺盛になる
・一人でなんでもやる
・一人の世界にいくらでも没頭できる
・自分を貫き通す
・当然チームプレーは苦手
・空想癖がある
・寂しがりや、でも一人という状況に慣れっこだから、なんとかしてしまう。
てなところか?
もちろん上の項目に当てはまらない一人っ子だってたくさんいるだろうし、僕だって、全てにあてはまるわけではない。
でもこれを読んでいる一人っ子のみなさんなら、きっと4つはあてはまるのがあるはずだ。僕は五つくらいかな。どれとどれかは、秘密です。
こうして見てみると、あまりつきあいたくなるやつじゃないなぁ。
そんな訳で、今日のテーマは一人っ子の音楽。
みつきさん、考えるネタをもらってどうもありがとう。
僕にとって強烈に一人っ子を感じさせるのは、トッド・ラングレンである。
本当に彼が一人っ子かどうかは知らない。
ただ、彼の音楽、アルバムを聴いていると、強烈に「一人っ子の匂い」がするのである。
それは、一人多重録音で全てを作ってしまうという手法もそうだし、もっと細部のそれこそ、エコーのかけ方などにもにじみ出ている気がする。
どこが?と問われると、答えようがないのだけどね。
なによりも曲のたたずまいとヴォーカルに現れていると思う。彼の「一人っ子性」が。
繊細な駄々っ子の音楽。(想像してね)
特に一人っ子度No.1は「友達でいさせて/キャン・ウィ・スティル・ビー・フレンズ」である。
最高に悲しくて、切なくて一人っ子な音楽です。
アルバム「ハーミット・オブ・ミンクホロウ」に収録。1978年。
一人っ子はこれで泣け!
一人っ子の人からの反響・感想をお待ちしています。
1/8(月)
雪かきをした後、なにげにNHKを見ていたら、「木下 航志」という子供をとりあげたドキュメンタリーをやっていた。
盲学校に通う11歳の鹿児島の子供だ。
そして歌がめちゃくちゃうまい。
周りの大人の手助けもあり、鹿児島や福岡などで、たまにエレピ弾き語りのストリートライブをやるらしいのだが、圧巻だった。
そのライブのレパートリーは、ドリカムだったり、エリック・クラプトンだったり。要するに、本人がよく聴くヒット曲のカバーなのだが、その歌の爆発力たるや、とんでもない。
道行く人が集まってきて、ほとんどのひとが、ぽかんと口を開けたまま、まぬけ面で見ている。いや僕だって、あの場でみていたら絶対そうなるだろう。
開いた口がふさがらないような、そんなとんでもない(もちろん11歳の、しかも盲目の子ということで、無意識のうちに加点しているかもしれないが)ヴォーカル・パワーなのだ。
おそらく今の彼なら、なにを歌っても人を感動させられると思う。
技術がどう、とか、人生経験がどうの、などというところを全く飛び越えて、純粋な歌のパワーがみなぎっている。歌う喜びに満ちあふれている。
そう、そんな当たり前の原点を、えてして忘れがちなのだ。
ここまでの「目から鱗」ものには滅多に出会わない。
これだけは、忘れちゃいけないな。
歌う喜び、生きる喜び。
1/5(金)
お正月はゆっくり音楽に浸る、はずがホームページのなんやかやにほぼ全部時間を費やした。
でも去年やりたくてもなかなかできず、魚の小骨が喉に引っかかってるようだったのが、色々できてすっきりした。
TOPページからしていい感じになったでしょ?
今日のお薦めはそんなホームページ更新作業中、わたしの事務所でヘビーローテーションだったアルバム、ジョン・スペンサー・ブルーズ・エクスプローションの「アクメ」だ。
ま、タイトルからしてナニである。訳詞はよく読んでないけど、きっとロクでもないことを歌っているのだろう。
聴きものは、なんといってもカラカラに乾いたサウンドである。アングラに走ったミックジャガーみたいでもある。誰かにメッセージを届けよう、などという意志はおそらく希薄なのではないだろうか?
だがそれと、善し悪しは全く別。
全開パワーばりばり、というのではない。
どこか、ひっかかりがある。
ギターも見るからにパワフル、というのではなく一度溜めた力を底の方に秘めて弾いている感じだ。
だが、そんな半端さがかえって気持ちいいのだ。奇跡的に。(普通はこういうのは全然気持ちよくない)
そんな謎パワーに触れるのも一興かと。
探求心ある人は「買い」だ。
1/4(木)
いやー、久々にカッコイイ曲に出会ったぞ。
おとといの冒険紀行の帰りだ。
橋本のレコード屋になにげに入ってエサ箱を見ていたら、(こんな疲れててもレコードは漁る)ブライアン・オーガーという人のアルバムが目に付いた。
名前は聞いたことがあるような気はするが、音は間違いなく聴いたことない。
レコード屋の説明カードには「1969年、オルガンばりばりのジャズ・ロック」と書いてある。
だが、説明・能書きよりもジャケットがキタ。
モノトーンのイラストで、メンバーが楽器を弾いている姿を戯画化している。
ちょっと19世紀調。
ワシ内レコードセンサーは「大当たり・またはおおはずれ」といっていた。
これは、賭だ。
2枚組1980円である。値段は悪くない。許容範囲である。
だが、外したら、2枚組は結構きついなぁ。
などと思いつつ、結局買っちゃうんだなぁ、これが。
新年早々これが、大当たり。
福引き気分である。
オルガン、うなりまくりのうねりまくり。しかも、この人ちょっと切れてる。
いかにも1969年の音だ。
ちょっとドアーズっぽいところもあるし、ストレートにオルガンジャズの影響が出ているところもある。
久々に聴きながら「かっこええなぁ!」とうなってしまった。
ひたすら飛ばしまくってる。
というわけでブライアン・オーガー&トリニティ「インディアン・ロープ・マン」
アルバム『ストリート・ノイズ』収録です。
お年玉で「買い」だぁ。
1/3(水)
今日のお薦めは「歩く」です。
手前味噌ですが、「Quappa境川の源流を訪ねるの巻」をクリックして読んでね。
いいぞぉ、歩くって。
この徒歩紀行の間中、頭の中でがんがん鳴っていた、ビートルズ/ジョージ・ハリソンの「ジ・インナーライト」を強力にお薦めだ!
1/1(月)
ハーイ!謹賀新年。
みなさまは元気にお過ごしですか?
新年一発目ですね。
あ、今やらしいこと考えましたか?一発できるひとはいいですね。羨ましいですね。
さて今日のお薦めは、元日早々どかどかうるさいロックンロールを発表してくれた『ろくでなし』の「思うまま」である。
今までわりとアコースティック系の曲が多かったので、このタイプの曲は初めて。
この曲はボリュームのでかさやシャウト系のヴォーカルだけで判断してはいけない。
切ない曲である。僕自身は切なさとは無縁なのだが、切ないと言う感情はもちろんわかる。(のはずだ、多分)
幾分ウェットな気持ちにさせてくれる。それは心の奥の方にある、シンとした場所を刺激する。
まずは聴いてみてくれ。
「風の歌を聴きますか?」にGO!だ。
そして今日のもう一つのお薦めは、この相模の風ページだ。
自画自賛だがいいのだ。ナルシストと呼んでくれぃ。
大幅にリニューアルを施し見やすくなったと思う。
もちろんまだ、足りない点不便な点は多いので随時直していきます。
今年は相模の風、旋風を巻き起こします。
よろしくです。
過去の「Quappaの今日のお薦め」を見る